第二言語習得論

第二言語習得論とは

第二言語習得論とは人間が母国語以外の言葉を身に付ける仕組みやプロセスを脳科学・心理学・言語学などの研究結果をもとに科学的に研究している理論です。
第二言語習得において「大量のインプット+少量のアウトプット」が最も効果的で、また流暢になるまでに基本的な文法や単語学習を含むインプットは最低でも2000時間必要と言われています。 上記の表は第二言語習得において欠かせない能力、その能力の鍛え方をまとめたものです。

リスニング能力はまず音声を認識できるようになることから始まります。洋楽を聴いたり洋画を観るなどの数ある手法の中で、シャドーイングが最も効果的な学習方法であるというデータがあります。(聞こえてくる英文を影(shadow)のように追いかける練習)意味理解力を上げるためには英文を多読する必要があります。リスニングで聞こえてきた英語を頭で理解するとき、脳内で自然に英文を読み上げているからです。リーディング能力とリスニング能力は相互に影響し合っています。

スピーキング能力は主に概念化力、文章化力、音声化力の三つの能力で構成されています。概念化力は自分の意見や思いを一度頭の中で整理する能力です。実際の英会話では、質問された時に慌ててすぐに答えを言うのではなく、一旦頭の中で自分の伝えたいことを整理してから発言するとスムーズに自分の意見を言うことができます。これはエッセイを書いたり日記を英語で書くことで鍛えられます。

文章化力は概念化した内容を英文にする能力です。これは瞬間英作文によって鍛えることができます。瞬間英作文とは「短い日本語の文を読んで(もしくは聞いて)、それを素早く英語に直す」ことです。これにより脳で英文を作るスピードを上げることができます。しかし瞬間英作文は英語初心者、または中級者向けです。ある程度英会話に慣れてきたら英語で概念化しそのまま英語で文を作る、いわゆる「英語脳」を作っていきましょう。

最後に音声化力は発音、イントネーション、音声変化のことです。英語には日本語にない音が多くあるため英語を音を理解し、その音を実際に出すのが難しいです。しかし音声化力も音声認識力と同様に、シャドーイングによって鍛えることが可能です。

このように「話す、聞く、読む、書く」というスキルは全て結び付いてます。英語を話せるようになるには、単語・文法・フレーズといった情報をもとに上記の能力を鍛えなければなりません。

HIROHIROでは学習課題とオンラインアクティビティを通して、これらの能力をあげるお手伝いをします!また皆さんが英語を少しでも多くアウトプットできる機会を用意しています。